根本 扶美子さん 26歳
Profile
取手市出身。取手市立藤代中学校出身。私立東洋大学附属牛久高等学校を卒業後、東京観光専門学校に進学。その後、ウェディング会社に勤務。現在はフリーランスでウェディングプロデューサーを務める。2019年5月より株式会社SNOGYのプロデューサーとして活躍中。
ウエディングプランナーという呼び方がメジャーかと思いますが、SNOGYでは「いつも通りのおふたり(お新郎様・ご新婦様)だけど、特別な日だからこそちょっと背伸びして、綺麗に・オシャレに仕上げる」というコンセプトを大切にしているので、『プロデューサー』という役職名で業務にあたっています。
例えばキリスト教の一般的な挙式の場合、おふたりが入場してから誓いのキスをするまでに結構時間が掛かったりするのですが、SNOGYではこの流れや内容がお客様の理想に叶うようにしています。
事例としては、「来てくれている大切なゲストに向けて誓いを立てたい(人前式)」というおふたりのご要望のもと、限られた披露宴の時間に挙式を組み込む為に、会場内で曲が一曲流れる間に入場から乾杯までのすべてをスムーズに完結させると言ったような、通常であれば難しいタイムスケジュールなどの細部に渡るまでコーディネートをしております。
我々プロデューサーは、ウェディング業界の一線で働いていた経験から、挙式の時間はゲストが退屈してしまう可能性が高いことを知っています。
「ゲストに楽しんでもらうためには、披露宴の時間を長く設けて、語らいの場をつくることが大切」という思いから、このようなプランをご提案しました。みなさんに知っていただきたいのは、結婚式に『普通』はないということです。
私たちはSNOGYという会社を通して、「結婚式にもっと自由を、選択肢を増やしたい」という覚悟をもって仕事に臨んでいます。
教師家庭で生まれ育ち選んだのはウェディング
根本さんは、株式会社SNOGYでフリーランスのウェディングプロデューサーとして活躍しています。
会社も自由な結婚式の提案を行っていますが、ご自身も業界では珍しい誰にも縛られない働き方を体現中です。
そんな彼女が今の生き方を実現するまでを語ってくれました。
「私がウェディング業界に興味を持ったのは中学生のときです。当時流行っていた携帯小説でウェディングプランナーという仕事を知りました。もともと華やかな世界で働きたいと思っていたので、とても惹かれましたね。
高校進学後に結婚式場のスタッフとしてアルバイトをして、その経験がとても楽しくて、この道に進もうと決意しました。
しかし、進路を決めたは良いものの、なかなか両親には伝えづらいと思うことがありました。
実は、両親が教師として働く家庭で生まれ育ったので、教育がとても手厚かったんですね。
私を私立の高校に入れてくれたのも、卒業後は一般的な大学に行ってほしいという思いがあったからかもしれません。
だから最初は、専門学校に行きたいとはなかなか言い出せずにドキドキしていました。でもせっかく一度きりの人生だし、もう気持ちは固まっていたし、勇気を出して自分の進路の希望を両親に伝えて、無事専門学校に進学しました。」
尖ったパーティーをSNOGYから広める
専門学校卒業後は、無事に憧れのウェディングプロデューサーとして働くようになり、忙しくも楽しい毎日を過ごしていましたが、働き続けることで仕事に関して徐々に違和感を抱くようになった根本さん。
『決められたかたちじゃなくて、お客様の本当に望む結婚式を挙げたい。』
そんな想いを持った彼女は、現在の代表林さんと出会い、自身の運命を変えていきます。
「当時の職場でヘアメイクをしていたのが弊社の代表、林です。林とタッグを組んで式を挙げたのは2~3組だったのですが、お客様のパーティーに参加したときに意気投合して、プライベートで食事に行くようになりました。
結婚式に対する思いとか、仕事に対する姿勢とか、そういう価値観が一緒だったんですよね。
その後少しして、一時期林は別の業界に転職したのですが、『必ず戻ってくるから、待ってて。』と言い残したんです。
そのとき私も会社を退職してフリーランスになったので、いつか必ず一緒に働こうと胸に誓いました。
そして、今回たまたまタイミングが合って、昨年株式登記を行う運びとなりました。」
『お客様の望む結婚式を一流のタッフとともにもてなすこと』、そして『お客様の幸せをスタッフ一丸となって楽しむこと』、ここにSNOGYの信念があります。
SNOGYで働くスタッフは、根本さんをはじめ皆フリーランスとして活躍する、いわば結婚式のスペシャリスト。何百組もの結婚式を見てきたからこそ、ぼんやりと思っている固定概念を外してオリジナルにしていく。
テーマに沿ったカメラマン、司会者といったスタッフを一から選出し、それぞれのカップルのカラーに合った理想の空間が叶うよう演出します。そしてその理想を誰よりも叶えたいとスタッフが願うと、おのずとスタッフ自身に笑顔がこぼれるそうです。
だからこそSNOGYは、『ありったけのセンスで特別な一日をプロデュースするプロのエンターテインメント集団』であることで、他社との差別化を生み出しています。
フリーランスという自分らしい生き方
「今回私がSNOGYの魅力と同じくらいに伝えたいのは『フリーランスのウェディングプロデューサー』という働き方についてです。SNOGYで活躍する 方はフリーランス。でもフリーランスのプランナーってあまり耳にしないと思うんですよね。
現在のウェディング業界では珍しい働き方だと思います。だからこそ自由な働き方ができることを知ってほしいし、お仕事は好きだけど、働く環境が原因で辞めてしまった人に希望を見出してほしいんです。」
実は、根本さんは学生のころからフリーランスで働きたいと思っていたそう。
「結婚式場は土日が休めないことも多く、カレンダー通りの長期休みもとりにくいので、なかなか家族と予定を合わせることが難しかったのですが、自分でスケジュールを立てられるようにすることで、時間に縛られず頑張った分だけ稼げるという生き方ができることに気づきました。また、SNOGYを通して自分が信頼する大好きな人たちと素敵な空間を創っていけるということが、何よりのモチベーションアップにつながることが分かり、さらに自信になりました。」
最後に、今後のSNOGYの目標についてお伺いすると「まずは認知度UPのためにメディア露出を増やしたいです。絶対にニーズがあるからこそ、まずは知ってもらうことから始めないと。自分の生き方もPRできますしね!しばらくは全国各地を飛び回って、たくさんのお客様の理想の結婚式を、最高のスタッフたちと共に叶えていきたいです。」と語ります。自分の生き方、働き方を通して新しいスタンダードを作り上げる彼女はバイタリティに満ちあふれていました。