株式会社 カスミ
商品本部 青果部果実担当バイヤー 恩田 由美
おんだ ゆみ 32歳
Profile
鉾田市出身。茨城県立鉾田第一高等学校、常磐大学人間科学部現代社会学科卒業後、株式会社カスミに入社。店舗での青果部門チーフ、本社地域商品開発部を経て、2018年3月より本社商品本部で果実担当バイヤーとして勤務。
ーQ.お仕事について教えてください。
ーA.青果部の果実部門のバイヤーとして、「花」「カットフルーツ」「お正月飾り」を担当しています。
花であればお彼岸・お盆・年末といったイベントの2ヶ月前にお取引先様と商品企画を決定します。その際、「花瓶を持っている家が少ないので、すぐ飾れるアレンジに重点を置く」等お客様が今何が欲しいのかを先取りして企画し、従業員さんにもどんな商品があったらいいか話を聞いています。商品に見合った価格を設定し、1ヶ月前に各店舗に案内をして、注文する数量をまとめてお取引先様に伝える、という形で商品を流しています。
ーQ.このお仕事に就かれたきっかけを教えてください。
ーA.地域貢献ができる仕事がしたいと考えて、地元で就職活動をしていました。「食」は生きていくために大切なことであり、
「食」を通して生産者の方と消費者との橋渡しができればと思い、カスミへの入社を決めました。
ーQ.やりがいはどのような時に感じますか?
ーA.お客さまの生活をイメージして、あったらいいなと思う商品を企画・販売し、たくさん売れた時です。さらに、お店から「これすごく良かったよ。」と言われるととても嬉しくなります。
ーQ.お仕事とプライベートの両立で日頃工夫していることはありますか?
ーA.時間のやりくりです。仕事がどうしても後ろに押してしまうことがあるので、前倒しで進められるよう計画を立てます。主人にもよく相談に乗ってもらっています。
ーQ.ターニングポイントになった出来事を教えてください。
ーA.東日本大震災です。
当時は県西の店舗で働いており、1週間以上水や電気が通らず、物流も混乱していました。店内の被害が大きかったため、日が暮れるまで毎日店頭販売をしていました。
この経験によって、今まですごくありがたい環境にいたことを認識し、人と人とのつながりの大切さを感じると共に、改めて地域のために働きたいと強く思うようになりました。
ーQ.御社の自慢できるところを教えてください。
ーA.挑戦させてくれる会社だと思います。
「やりたい」と上司に言った時に、「いいじゃない、やってみたら」と言ってもらえます。あとは、「人がいい」会社です。人に恵まれてきたことで、今があります。青果部のメンバーとは話しやすく風通しのいい人間関係が築けており、プライベートでも交流があります。悩んだ時には同僚や上司に相談して、アドバイスを受け、乗り越えてきました。
ーQ.今後の目標はありますか?
ーA.仕事では、専門知識を増やして花の指導が出来る立場になれたらいいなと思います。プライベートでは、子どもができたら、仕事と家事をこなすバリバリの「おかーちゃん」になりたいです。