春、新しいコトを始める!始まる!変化の季節、最近「リスタート」をした4名の茨女に話を伺いました。
Profile
小菅 志保さん 24歳
茨城県河内町出身。茨城県立取手第一高等学校を卒業後、筑波研究学園専門学校医療情報学科へ進学。
現在は、茨城県内で医療事務を務める。
鈴木 歩美さん 25歳
茨城県ひたちなか市出身。茨城県立水戸商業高等学校卒業後、水戸メディカルカレッジへ進学。
現在は、理学療法士として働きながらアスレティックトレーナーを目指し、土日には都内へ通学中。
藤野 沙紀さん 31歳
宮城県仙台市出身。宮城県宮城野高等学校を卒業後、東北芸術工科大学へ進学。
現在は、イラストレーター兼カフェ店員。
根本 真美さん 23歳
茨城県水戸市出身。茨城県立友部高等学校を卒業後、水戸ビューティカレッジ美容科へ進学。
現在は、エステセラピストとして活躍中。
郡司 千尋さん 18歳
茨城県小美玉市出身。「茨女」高校生編集部レポーター。この春に茨城県立中央高等学校を卒業予定。
みの~れ住民ミュージカル劇団「演劇ファミリーMyu」にてミュージカルダンサーとしても活躍中。
高橋 舞さん 24歳
茨城県つくば市出身。茨城県立取手第一高等学校出身。
立正大学に進学後、大学4年の秋頃から茨女編集部へ参加。現在、本業では、求人メディアの営業を務める。
■新たなチャレンジ
編集部:皆さんの新しいチャレンジや、最近の環境の変化を教えてください。
鈴木:理学療法士の仕事をしているのですが、主人と一緒にアスレティックトレーナーになるための勉強をしながら働いてみようと思い、東京の学校に週2回通いはじめました。
編集部:旦那さんとの出会いはどこだったのですか?
鈴木:職場は違いますが、理学療法士の専門学校が同じでした。
編集部:旦那さんと週2日東京の専門学校に通われている…という事ですが、それは旦那さんと2人で決めたのですか?
鈴木:そうですね。この辺だと東京が一番近かったので…結婚、出産を考えると今がチャンスかな?と思いました。あとは、最近ひたちなか市から鹿嶋市に引っ越しました。いまは、鉾田で働いています!
小菅:私は、医療事務で働いています。最近彼氏と同棲するためにつくばに引っ越して来ました。実家にいるときと違って大変ですが、家事など分担しながらやっています。
編集部:お二人とも、パートナーの方と一緒にリスタートをされていらっしゃるんですね。素敵ですね。
根本:私は、エステセラピストの仕事を始めて4年目になります。今のお店の店長に、「お店を出してみたら?」と勧められました。 最初は「経営だけ勉強してみようかな?」と思っていましたが、「根本さんと働きたいです!」と言ってくれる人が2名いたので、独立をしました。
独立しようと思った一番の理由は、子どもです。自分の子どもには、好きなことをやって欲しいので、私自身が開業をして、エステセラピストとして生き生きと働く様子をみて欲しいと思いました。 エステセラピストとして、お肌を改善するだけでなく、内面から綺麗にしたいと思っています。『私が仕事を通して幸せにできる人』ってもっといるんじゃないかなって!
編集部:「一緒にお店をやりたい!」という方とは、どこで知り合ったのですか?
根本:私がインスタグラムに「独立したい!」と載せたことがきっかけです。今はインスタグラムで初めて知り合うことも多いんですよ。 そのあと直接面談をして、「一緒に頑張ろう!幸せになろう!」と話して、現在に至ります。
藤野:私は、茨城県に引越して来る前、元々は、長野県松本市でカフェを経営していました。友達と開業して、最低でも3年はやる予定だったんですよね。でも、私にはギャラリーカフェをもつ夢があったので、結婚を機に長く同じ場所で地に足をつけてやりたいな、と思うようになりました。
前のお店はカウンターしかない小さなお店でしたが、ギャラリーカフェを開く夢のために、少し大きめの場所を茨城で探しています。 美術系の大学で日本画を学んでいたので、ゆくゆくは自分のお店に自作の絵を展示できたらいいなと思っています!
編集部:その長野県のカフェを辞めて、茨城県へ移るとなった時のお客さんの反応はどうでしたか?
藤野:応援してくれるお客さんもいましたが、残念に思ってくれる人もいました。なので、急に辞めるとは言えず、『夢を叶えるために決めたことなんです。』と言えるように、準備をしてきました。
今でも長野県のイベントにお手伝いに行ったりしていて、恩返しができたら…と思っています。残念に思ってくれたお客さんにも、これから応援してもらえるようになりたいです。
■やりたいことを仕事にオンとオフのバランス
編集部:やりたいことを仕事にするのは大変だと思うのですが、皆さんはいかがですか?
根本:もともと美容学校に通っていたのですが、何がやりたいのか分からなくなっちゃったことがありました。そんな中、18歳の時にエステに初めて行って、このお仕事をやりたいと思いました。今はどんどん好きになっています。じゃないと続かないです!
藤野:私は大学でやりたいことを見つけられましたが、すぐにその道に進むのではなく、社会経験のために1年間、会社員をやりました。
編集部:皆さん、お仕事とプライベートの切り替えは、どうされていますか?
根本:お料理教室が唯一のプライベートな時間です。そこで仕事の話は一切しないです!そこで、パンをこねながら、ストレス発散というか(笑)。でもオンとオフの切り替えは難しいですね。
鈴木:主人と同じ職業なので、いきなり「テーピングの練習させて!」とか言うことはあります(笑)。
小菅:私は遊ぶ時は遊ぶ、仕事する時は仕事する、という感じですね。
■お金じゃ測れない「ありがとう」の言葉
編集部:「リスタート」して得たこと、感じたことはありますか?
根本:『ありがとう』をたくさん言ってもらえます。お金じゃ測れない言葉だと思っていて、やっぱり言われるととても嬉しいです。最初は皆さん、暗かったり元気がなかったりするんですけど、最後は笑って帰ってくれます!「明日の仕事も楽しみだな。」とか、「やってよかった!」って思えます。
鈴木:高齢で骨折して歩けなくなった人が、リハビリして良くなったときに、家族からも『ありがとう』と言われました。「やってよかったな。」って思えました。
小菅:眼科で医療事務をしているので、顔を覚えてくれて、「次はいついるの?」と言ってくれる患者さんもいて、名前を覚えてもらえると嬉しいです。
編集部:それは、励みになりますね〜。ちなみに皆さん、結婚・出産などの計画はありますか?
小菅:25歳までに結婚したいので、今年できたら…(笑)。そこから子どもを産んで、お仕事はお休みして。少ししたら、旦那さんの扶養に入るんじゃなくて、働いて子どもと家族の時間を大切にしたいと思います。
鈴木:いま、話し合い中です。主人がトレーナーになった際は急に選手に呼ばれるなど不規則な仕事になると思うので、子育てを考えて実家の近くに住もうか考え中です。
藤野:主人と一緒に喫茶店をやる予定はありませんが、仕事のことはよく理解してくれています。2人でやるのもいいと思いますが、それぞれの好きなことをやっていけたらいいなと思っています。
編集部:皆さん先々まで計画的なのかと思っていましたが、目の前のことに集中されているんですね。
根本:小さな目標を決めて、それまでにやる、という感じです。
■「リスタート」に対する周囲からの声
編集部:「リスタート」をして、周囲から反対の声はありましたか?
根本:それを気にしていると、自分に自信がもてなくなってしまうので、やりたいことはやって、必ず成功させます!
藤野:開業を決めたのは26歳の時だったので、親から「まだ早い」みたいなことは言われました。言われることは分かっていたので、なるべく親に迷惑をかけないように事前の準備をしてから説得しました。最後は親も応援してくれました。
編集部:「リスタート」したことで、充実していますか?
小菅:彼氏と一緒にいる時間が多くて充実しています!一緒に住んで良かったなって。
鈴木:充実というか…専門学校に行ってから時間に追われています。大変ですが、今までキャンプなどアウトドアの趣味にお金をかけてしまっていたので、今は勉強がある分、節約ができるのでお金を貯められてよかったです。
藤野:充実しています! 仕事面では、今までなかなかできなかった、コーヒーやギャラリー経営の勉強をしています。
生活面では、今まで茨城に住んだことがなかったのですが、気候は暖かくて海があって住みやすく、人も優しいので気に入っています。
根本:充実しています。子どもといる時間や自分と向き合う時間が増えました。そのような時間を持つことで、自分を振り返ることができるようになりました。
編集部:皆さん「リスタート」したことで、仕事や暮らしもそれぞれに満たされているんですね。ありがとうございました。
今回の座談会テーマは「リスタート」。慣れた環境が過ごしやすいと思ってしまいがちですが、自らアクションを起こし、目標に前向きに動いている皆さんにお話を伺いました。「新しいことを始めることって素敵だな…!」と感じた座談会でした。
この春、「何か新しいことを始めたい」と思っている人達に、ぜひ読んでもらいたいです。
みなさん充実されていて、素敵な大人の方たちでした。私もいつかそんな素敵な女性になりたいです!
ライティング/高校生編集部員 郡司 千尋
座談会聞き役/高橋 舞
取材:2020年01月05日
▽茶cafe leaf garden
https://www.ryokucha.co.jp/leafgarden/
#茨女 #ibajyo #茨女座談会