額川 佳奈さん 21歳
Profile
水戸市出身。水戸第二高等学校を卒業後、目白大学社会学部メディア表現学科に進学。学業の傍ら、目白大学発、地域情報フリーペーパーのMEJImagの編集長としてフリーペーパーの編集に携わる。
ーQ.現在行っている活動について教えてください。
ーA.『MEJImag』(めじマガジン)は、目白大学の社会学部メディア表現学科三上ゼミと安楽ゼミと共同で、記事・デザイン編集をして発行しているフリーペーパーです。
年に2回、夏と冬に発行しています。元々三上ゼミで5号まで発行してきた『UーMore』(ユーモア)というフリーペーパーから完全リニューアルをしました。雑誌名の由来は、目白大学の「めじ」と、雑誌のMagazineの頭文字「mag」です。
「目白大学は目白にあるんでしょ?」とよく聞かれるのですが、目白大学は新宿区中落合にあり、最寄り駅は中井です。(西武新宿線・大江戸線沿線)そんな人たちに、目白大学とその周辺をもっとよく知り、好きになってもらうだけでなく地域の活性化や発展に一役買いたいというコンセプトのもと発行しています。
私が編集長を務めた『MEJImag』創刊号では、中井とその周辺のマップを作成しました。大学周辺の素敵な店や、お勧めスポットを紹介しています。本号の特集は新井薬師近辺です。ぜひ、本号を片手に散策をしてほしいです。
ーQ.なぜフリーペーパーの編集に携わりたいと思ったのですか?
ーA.昔から雑誌の編集に興味があって、やってみたいと思っていました。
そこでフリーペーパーの制作ができる三上ゼミを選択しました。
ーQ.やりがいを感じる時はどんな時ですか?
ーA.お客様が笑顔でチェックアウトされる時などお客様の笑顔を見れた時は嬉しいですね。
「ありがとうございます。またお越しください」の言葉で終わるのではなく、1日のはじまりを、「いってらっしゃいませ!」とホテルのエントランスから送り出せるのも、宿泊業の醍醐味かと思います。
ーQ.職場の自慢できるところを教えてください。
ーA.まずは、自然あふれる里山で四季折々の美しさを感じられる環境。そして、スタッフのチームワーク。社員、パートさん合わせて30名ほどいますが、みんなそれぞれ個性豊かです。
Facet5という適性診断を導入して、向いている業務などの把握をしています。お互いのフォローや気配りがし合えるスタッフと仕事をしているので、忙しい中にも、何倍も相乗効果が生まれて気持ちいいです。
会社のビジョン・ミッション・バリューなど理念の策定や実行に社員も参画できて、会社が自分ごとに考えられて面白いです。
ーQ.目白大学を選んだ理由は何ですか?
ーA.高校時代、私はあまり勉強が好きではなくて、周りの同級生と比べて大学受験もあまりうまく行きませんでした。そんな中で、母の勧めもあり、一度は東京へ出てみたいという気持ちがありました。
その当時は、映像の編集に興味があり、色々なメディアに関するものづくりが学べる大学に入りたいと思った時に、目白大学の社会学部メディア表現学科を見つけました。
大学が決まる前に、母が色々な都内の大学に通っている女性用の女子寮を見つけてくれていて、その女子寮がある場所から目白大学へのアクセスがよかったというのも決め手でした。
ーQ.フリーペーパーの編集で、苦労したことは何ですか?
ーA.『MEJImag』とは別に、もう一つ『目白大学新聞』も同時期に発行していて編集時期が被っていたことや、先生とのやりとり、安楽ゼミとの連携が大変でした。昨年の4月に、アポイントのとり方、取材へ行ったらどうしたらいいのか、記事の書き方など、全くわからないところからスタートをしました。
ゼミ生でひとり3案の内容を考えてきて、やれるものやれないものを分けていきました。
最初は、みんなやってきたと言っても簡単にはできなくて、グダグダとして進みが悪かったのですが、9月が締め切りの『全国タウン誌・フリーペーパー大賞』というコンペの応募に間に合うよう、みんなで力を合わせて頑張りました。
ーQ.『MEJImag』で今回一番こだわった部分はどこですか?
ーA.中井駅周辺のマップです。
実際に中井駅周辺を歩き回って調べていきました。実際にお店でお勧めメニューをいただいたりもしました。取材を通して、お店の方がサービスしてくれたり、次に訪れた時に顔を覚えてくれていて話しかけて、フリーペーパーもお店に置いてくれて、お客さんに紹介してくれたりしました。
マップ部分の記事の書き方の統一や、編集がとても大変だったので一番思い入れやこだわりがあります。
ーQ.今、都内へ出てみて、地元・茨城県のいいところはどこだと感じますか?
ーA.いつ帰っても落ち着くというところでしょうか。
東京のせかせかした感じはなく、いい意味で田舎っぽくて安心します。
帰った時には、小学校1年生と4年生のいとこの相手をして遊んでいます。また、高校3年までNHK水戸合唱団に所属していたので、その卒団生も参加ができる練習会に、たまに顔を出しています。
ーQ.10年後、どこで何をしていたいですか?
ーA.バリバリ働くキャリアウーマンになっていたいです。
元々、少女漫画系のノリよりも、『プラダを着た悪魔』のような世界の方が憧れます。
しかし、どこかのタイミングで茨城へは帰りたいと思っています。その理由は、まだ経験していませんが、社会人になったら都内の通勤ラッシュに耐えられるか不安だからです。
また、どこへ行っても人が多くて疲れてしまいそうです。元々は、色々な面白い人が集まっていることや、お洒落な人がたくさんいることが魅力的で上京して来たのですが、実際に大学生になってみると見方が変わりました(笑)。
《 茨女レポーターVOICE 》
フリーペーパーの編集長の経験を通して、大学へ来た意味や面白さを実感できたと活き活きとした目で語ってくれました。卒業制作でも、自分の興味がある化粧品についてまとめたフリーペーパーを作りたいと思っているそうです。今年は就職活動も始まる額川さん。お洒落も恋も大学生らしく楽しみながら、自分の特技ややりたいことを模索している様子が印象的な取材でした。(茨女レポーター:川井 真裕美)