吉田 香織さん 32歳
Profile
茨城県東茨城郡大洗町出身。
水戸桜ノ牧高等学校卒業後、国際フード製菓専門学校へ進学。
株式会社チャヤマクロビオティックスに就職。
5年間勤務ののち、2010年有限会社KOSAIに入社。
現在は、焼菓子を中心に担当している。
ーQ.今のご職業を目指したキッカケはなんですか?
ーA.実は、きっかけはテレビ番組でした(笑)
中学生の時に見た番組でパティシエ達が技を競う姿に感動したんです。高校卒業後、神奈川にある専門学校へ進学し、卒業後は同県内のオーガニック食品を使ったスイーツを扱うチャヤマクロビオティックスに就職しました。
ーQ.国際フード製菓専門学校へ進学するにあたり、どのような努力をされましたか?
ーA.自分で色々な学校の資料を取り寄せ、積極的に体験学習などにも参加しました。
自分のやりたいことだったので、学校を調べて夢に近づいて行っている感じが楽しかったです。
ーQ.その後、茨城県のお店へ転職されたのは何故ですか?
ーA.転職を意識するきっかけとなったのは、コンテストの存在でした。
洋菓子のコンテストはいくつかあるものの、店舗毎の応募という形が多く当時の勤務先では叶いませんでした。「コンテストに自分の作品を出してみたい」いつしかそんな気持ちが膨らみました。
そんな折、実家に帰省した際にコンテストに多数入賞するKOSAIの存在を知り、
さらに茨城の自然の美しさや食材の良さ、家族にすぐに会える距離感を改めて実感しました。そして転職を決意し、技術やオーナーのこだわりに惹かれKOSAIへ入社を決めました。
ーQ.コンテストには出品できたんですか?
ーA.念願だったコンテストにも出品しました。入賞には至らなかったものの良い経験でした。
コンテストは、約半年もの期間、計画を立て技術を磨き、勤務後遅い時間まで掛けて作り上げています。店内にはKOSAIのパティシエ達が出品した珠玉の作品達が飾られています。
ーQ.朝5時に出勤し、下準備から始まり担当する焼菓子やシュークリーム作りなど休憩を挟みながら20時の閉店作業までのスケジュールをこなす日もあるという大変なお仕事ですが、このお仕事の魅力はなんですか?
ーA.『美味しい、綺麗、可愛い』そういう風にお客様に感動して貰えたり喜んで貰えるのが、この仕事の魅力です。
特に、友人に幼児向けキャラクターのデコレーションケーキを依頼された時、喜びの声を直接聞けたのが一番印象的でした。
前職では、工場の様なシステムで直接お客様からの声が伝わる事がなかったので、今ではお客様の喜びの声や反応を身近に感じる事が出来、とても充実しています。
ーQ.一度いばらきを離れてみて感じた、いばらきオリジナルの良さはどんなところだと思いますか?
ーA.やはり、田園風景がいいですね。
ーQ.10年後どこで何をしていたいですか?
ーA.日々、技術など学ぶことだらけです(笑)
でも、10年後も関東で子育てとの仕事を両立して笑顔でいたいですね。
《 茨女レポーターVOICE 》
KOSAIの吉田さんオススメは「岩間栗のモンブラン」で、地元の食材を使った一品だそうです。吉田さんご自身の得意分野は、パウンドケーキや焼き菓子とのこと。
オープンの時間帯が商品どれでも出来たてで一番美味しく食べられるそう!休日には美味しいパン屋さん巡りがマイブームとのこと。デコレーションケーキの参考になるものを探しに街へ繰り出し、日々研究する時間を惜しまないという吉田さんでした。
自分の作ったお菓子で人を笑顔にする素敵なパティシエールの茨女さんでした。
(記事:茨女レポーター 高木 真矢子)