真原 知世さん 27歳
Profile
茨城県日立市出身。
大成女子高等学校看護科へ進学したのち、体調を崩し中退。
その後、飲食店で働きながら通信教育にて介護福祉士の資格を取得。
22歳の頃から都内の障害者訪問介護事務所に介護福祉士として勤務。
ーQ.なぜ就職で東京に出ようと思いましたか?
ーA.介護の資格をとって働こうと思ったが、茨城県内だと車が必要だったので東京へ出ようと思いました。
(車の運転がとても苦手で‥‥)東京だと自転車や電車でOKだったので。
ーQ.東京に出てきて良かったですか?
ーA.交通の便が良いところが一番のポイントです。
母が看護師だったこともあり、昔から手に職のある仕事に就きたいと考えていました。
仕事も運良く「好き」と思えるやりがいを感じられる障害者訪問介護という仕事に就けたのでよかったです。
ーQ.逆に東京に出てきて辛いと感じたことは?
ーA.一人暮らしなので、夜に一人になると辛く感じることがあります。
東京には知り合いが、会社の友人くらいしかいないので…
仕事がシフト制のため、会社の友人と休みが合わないという悩みもあります。
そんな時のストレス解消法は、“本を読んで頑張って早く寝る!”です。
ーQ.今の仕事のどこに魅力ややりがいを感じていますか?
ーA.人と接して、相手のことをいろいろ知って、その上で毎日勉強させてもらえることにやりがいを感じています。
障害者訪問介護は、生まれた時から障害を持っている方や、一人では生活が不自由な方の補助をしてあげるお仕事で、
お客様によって時間はまちまちですが、丸一日お客様のお宅に一緒にいて介護をしたり、お客様が出かけたい時には、それに同行したりもします。
担当している方に、「身内が来てくれたみたいでラク。」と言ってもらえたことが一番嬉しかったです。
ーQ.10年後どこで何をしていたいですか?
ーA.今の仕事を続けていられればいいなと思います。
欲を言えば、障害者訪問介護というジャンルの専門性を高めるために、何かできていれば嬉しいです。
《 編集部レポート 》
今回のインタビューを通して一番の衝撃が、「車の運転が必要ないから」という理由で都内へ就職したことでした。
運転の苦手な真原さん…。よっぽどの運転音痴のようで、そこが何とも可愛らしいなと思ってしまったのは私だけでしょうか。(笑)
「手に職をつけたい」という思いから資格をとり、故郷を離れて責任のあるお仕事を一生懸命頑張っている芯の強い女性でした。
地方から出てきた人によくあるのが、身近に職場以外で友人がいない…という悩みではないでしょうか。
まだまだこれからたくさんの出会いが待っていると思いますが、毎日忙しく働く中では、自宅と職場の行き来でなかなか時間がとれないという人は多いと思いました。
プライベートでは、真原さんは「きもの」が好きで、自分できものを買ってちょくちょく着て出かけているとか。
また、以前吹奏楽部でクラリネットなどをやっていた経験から、最近はベースに興味があって始めたそうです。
仕事にプライベートに今後の活躍が楽しみですね!