ハクビ京都きもの学院
茨城校 講師 中田 久美子
なかた くみこ 63歳
Profile 笠間市出身。茨城県立下館第二高校を卒業後、事務職として就職。その後、ハクビ京都きもの学院に入校。着つけ講師の資格を取得したのち、ハクビ京都きもの学院に講師として勤務。勤続約20年のベテランとして講師業務に従事している。
ーQ.中田さんのご職業について教えてください。
ーA.ハクビ京都きもの学院茨城校に講師として勤務しています。教室では着つけの指導をするだけではなく、きもの知識検定受験に向けて着物のイロハなども教えています。
着物って、とても奥が深いんですよ。TPO、小物の使い分けやコーディネートなどはもちろん、一本の帯で何種類もの結び方ができることなど、生徒さんに教えながら着物の奥深さにはつくづく感動します。
新しい生徒さんを募集する活動もしています。先生同士で声を掛け合って、今日はどこを回ってみようかという形で。講師といえども活発に働いています。
ーQ.なぜハクビ京都きもの学院に就かれたのですか?経緯と動機を教えてください。
ーA.冠婚葬祭などで着物を着るたび、着物を自分で着られるようになったらいいなと思っていたことがきっかけです。
それから、40歳を過ぎたあたりでハクビ京都きもの学院に生徒として入学しました。当時は家の近くのハクビに通っていました。講師としての資格を取った時期に、現在働いている水戸の教室で講師をやらないか、というお誘いがありまして。着物をずっと続けていられるのだったらやってみようかなと思い、それから20年講師を継続しています。
ーQ.お仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
ーA.着つけが自分でできるようになるなど、
生徒さんが各々の目標を達成できたときはやはり嬉しいですね。
また、自分で教えた生徒さんが進学して、講師になってくれた時は、教えていて本当に良かったと思います。
ーQ.お仕事やプライベートのことで、ターニングポイントになった出来事や転機などがあれば教えてください。 ーA.やはり、ハクビで学び自分で着物を着られるようになったことですね。それまでは着物はちょっとハードルが高く感じていましたが、習ってからは着物を着る機会が増えました。年中行事や冠婚葬祭の際にはなるべく着るようにしています。仕事に生かせるだけではなく、着ることに関して楽しみが広がったように感じます。
ーQ.茨城オリジナルの良さはどこだと思いますか?
ーA.ものごとと長くつき合う方が多いと思います。
ハクビ茨城校の生徒一覧の一番最初に載っている方は、ハクビに入学して40年ほど籍を置いてくださっています。30年、40年と着物を続けておられる方も普通にいらっしゃいますし、その中には80を過ぎている方もいます。粘り強くというか、一生続けていらっしゃる方が多いんですよね。
ーQ.人生を豊かにする上で日頃大切にされていることは何ですか?
ーA.家庭では仕事を引きずらず、子どもとの時間を大切にしたいので、仕事として与えられた時間は集中して有効に使いたいです。
公私混同せず、仕事も家庭も大切にしたいと考えています。
ーQ.人生を豊かにする上で普段大切にされていることは何ですか?
ーA.家族や地域と触れ合える時間はより大切にしたいと思っています。
娘や地域の方に着つけをしてあげるなどして、自分とのつながりを深めることはもちろん、着物の文化を多くの人に広めていくことができましたら幸いです。